元落ちこぼれの現役早大生が教える、とっておきの独学法 Part.3 日本史編①
こんばんは!
昨日は、僕がおすすめする英語の参考書を紹介しました!
今回は僕が受験生時代に実践していた日本史の独学法を紹介します!
1.僕の入試本番の点数
・関西学院大学(法学部・経済学部)・・・85%
・早稲田大学(社会科学部)・・・70%
以上が僕の入試本番の日本史の点数です。
自分で言うのもおこがましいですが、僕自身、かなり日本史は得意な方で、貴重な得点源となっていました。
しかしもちろん、最初から日本史ができたわけではありません。
9月に一度早稲田の過去問を解いた時の得点率はわずか30%でした。
それから秋・冬と自分なりの独学法を実践して、2月の追い込みの時期になると、過去問でも80%を切ることがないくらいの得意科目となりました。
では、僕の日本史の独学法を紹介します。
2.僕の日本史独学法:日本史は一つの「ストーリー」として勉強しよう
「日本史ってどうやって勉強すればいいんだろう、、、」
「何回やっても覚えられない、、、」
などなど、日本史を苦手とする受験生も少なくないのではないでしょうか。
そんな受験生に一つ言っておきたいのが、「日本史を暗記科目とは思わずに、一つのストーリーとして勉強しよう」ということです。
つまり、時代ごとに一つの点として捉えるのではなく、一本の線であるというイメージを持って勉強すると、日本史が一気に得意科目になると思います。
実際に早稲田の過去問を見てみると、
「○○をきっかけとして翌年△△が起きた」
という問題の形式が非常に多いです。
つまり、単なる用語や年号ではなく、その時代の前後関係が問われる問題が非常に多いということです。
これらの問題に太刀打ちするためには、やみくもに一問一答を回しても解けるわけがありません。
だから教科書や実況中継などでまず全体像を把握して、その次に資料集や用語集などで細かい知識をインプットしていくという独学法がおすすめです。
* * *
いかがだったでしょうか?
まだ抽象的でわかりにくいかもしれませんが、次回、僕が使っていたおすすめの参考書を紹介します。
乞うご期待!
僕の合格体験記はこちらから☞https://kuromamejuken.hatenablog.com/entry/2020/03/27/103546
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元落ちこぼれの現役早大生が教える、とっておきの独学法 Part.2英語(アウトプット)編
こんにちは!
昨日は、僕が受験生時代に実践していた英語の勉強法とおすすめの参考書(インプット用)を紹介しました。
今日はアウトプット用のおすすめ参考書を紹介しますね!
*長文対策
・やっておきたいシリーズ
これは長文対策の参考書としては王道中の王道ですね。
ぼくは速読力を鍛えるために、参考書で示されている「目標時間-5分」に時間を設定して解いていました。
このシリーズは、300・500・700・1000と単語数別に分けられていますが、自分の志望校の問題傾向によって使い分けたらいいと思います。
僕は500と700のみ使っていました。
一回解いても絶対そのままにせず、丁寧に復習して繰り返し音読しましょう。
・レベル別問題集
これも長文に特化した参考書です。
レベル別に詳細に分けられているので、自分の今のレベルを見定めて使いましょう。
解説もとても丁寧なので、あらゆるレベルの方におすすめです。
僕の使い方は「やっておきたい」と大差ないので省略します。
・赤本(人間科学部)
これは参考書というより過去問ですね。
人間科学部の問題の構成は長文ではなく200語ほどの中文で構成されており、僕は人間科学部は受験していませんが速読力を強化するために使用していました。
2分以内で解くことを目標に、時間を図って解いていました。
人科を受けるわけではないけど、速読力を強化したい方にはとてもおすすめですよ。
・早稲田の英語
これも使っている方は多いと思います。
学部を問わず、早稲田の過去問が集約された参考書で、どれも良問ぞろいなのでとてもおすすめですよ。
受験勉強の後半に使用するのがおすすめです。
*文法
・スーパー講義 正誤問題
これは河合塾が発行している英語文法の正誤問題用の参考書です。
僕はこれを早稲田社会科学部の文法問題対策用に使用していました。
ポップな表紙ですが、いざ解き始めると思ったよりも難易度が高く感じると思います。
くじけずに頑張りましょう!
・英文法ファイナル問題集 難関大学編
これも使っている方が多い問題集だと思います。
問題がとても多く、文法問題の対策をするにはピッタリの参考書ですが、他の問題集に比べて解説は詳しく書かれていないので、その都度文法の参考書で確認しならが使用するのがおすすめです。
* * *
以上が僕の受験生時代に使用していた参考書です。
他にも使っていた参考書はありますが、おすすめするのは昨日・今日と紹介してきた参考書ですね。
受験勉強で大事なのは、数多くの参考書に手を出すことではなく、一つの参考書を人に説明できるまでに極めることです。
「こんな参考書はどうですかー」などの質問があればいつでも相談してくださいね。
今回は以上です。それでは。
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元落ちこぼれの現役早大生が教える、とっておきの独学法 Part.1英語(インプット)編
こんばんは!
昨日は、僕が受験生時代に行っていた、月別の勉強内容を紹介しました!
今日からは、僕が実際に使っていたおすすめの参考書を紹介します📖
まず今回は、英語のインプット用の参考書のご紹介です!
ぜひ!!!!
僕の英語勉強法「読んで読んで読みまくれ!」
もちろん、僕も最初から受験レベルの長文を読めたわけではありません。
そのため、最初の3か月は語彙力の強化をひたすらやりました。
1か月、2か月とどんどん覚えていくうちに短時間で単語・熟語帳を回せるようになるので、1日に回す数を増やしていき、夏休みには単語を1日1000語、熟語を1日800語ほど回し、とにかく基礎を固めることに注力しました。
また、最初から音読は欠かさずに行いました。
20回・30回と、その長文をすべて覚えるくらいまで徹底的に行いました。
音読を徹底することで、文章の構成が自然にインプットされていきます。
また、長文問題だけでなく文法問題にも対応できる勉強方法なのでかなりおすすめです。
そしてある程度長文を読めるようになった後(9月ごろから)は、ひたすら問題集などで速読力の強化を行いました。
僕は、受験英語は「スポーツ」だと思っています。
つまり、スポーツのように自分の身体に浸透するまでひたすら音読を繰り返し、一つの長文を完璧に理解すれば、必ず力が身に付きます。
おすすめ参考書
*単・熟語帳
・単語・熟語帳
まず僕は、通っていた塾が発行している単語・熟語帳を使っていました。
単語が2200語、熟語が1500語ほどそれぞれ収録されていたので、それらだけでも十分の語彙力は補えられたと思います。
関関同立・GMARCHレベルであればターゲット1900などでも補えると思いますが、早慶レベルになると2000語以上が収録されているものでないと厳しいと思います。
・速読英単語(上級編)
超有名な参考書ですね。
ある程度メインで使っている単語帳の単語を覚えられた後に使うのがおすすめです。
僕は受験生時代、単語を覚えるためだけでなく、速読力を強化するためにも使用しました。
実際に難関大学の入試で出てきた長文が収録されているので、良質な長文ばかりです。
また、入試当日の英語の試験の前には、これを使ってアップをしていました。いきなり試験の長文を読むのではなく、これを読んでおいてある程度頭を慣らしておいた方が安心して試験に臨めますよ。
・リンガメタリカ
僕がリンガメタリカを使い始めたきっかけは、早稲田の過去問を解いているときに、ある重要な一つの単語がわからないせいで、その文章がまるまる理解が出来なかったことです。リンガメタリカは経済・医療など、話題別に単語が収録されている単語帳です。全部の単語を覚えるのは大変だと思うので、自分の志望校の傾向から「こういう話題の文章が出やすい」というのを把握しておいて、その話題の単語だけを重点的に覚えるといった使い方でも大丈夫ですよ。
*文法
・ネクステージ
僕はメインの文法教材としては、この「ネクステージ」を使用していました。
ただ、僕の受けた学部ではほとんどが長文中心の問題構成だったので、かなり使用頻度は少なかったです。
月に2回程度、忘れないために1周していました。
他にも「スクランブル」などの文法教材もありますが、内容はほとんど同じなので自分に合うものを選びましょう。
・ポレポレ
超人気英語講師・西きょうじ先生が書いた超有名参考書ですね。
僕は比較的文構成の難易度が高い、早稲田大学教育学部・社会科学部のためにこの参考書を使用していました。
後半部分はかなり難易度が高く、一度目で理解するのは難しいと思いますが、かなり薄い参考書なのでくじけずに何度も繰り返しましょう。
早慶志望でなくても、英語を得点源としたい受験生にもおすすめです。
* * *
以上が僕の英語の勉強方法とおすすめ参考書です。
次回はおすすめのアウトプット教材を紹介しますね。
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元落ちこぼれの現役早大生が教える、とっておきの独学法 Part.0「まずは英語を固めよう」
こんにちは!
今日からは、半年の受験勉強で偏差値44の高校からわずか半年で早稲田3学部に合格した僕が、受験生時代に実践していた勉強法を発信していきます。
まず前提として、僕の受験勉強は独学が中心です。
多少塾にも通ってはいましたが、格安学習塾だったこともあり、決してサポートが手厚くがなかったため、自分で本屋に行って参考書の研究をしたり、YouTubeなどを観て情報収集をしていました。
そのおかげで効率的な勉強ができ、最短で早稲田に合格することが出来たんだと考えます。
まず今回は、僕の入試の本番の点数(正答率)と、各月の勉強内容を発信します。
1.入試本番の正答率
関西学院大学(法・経済)🌸
英語・・・85%
日本史・・・85%
国語・・・80%
早稲田大学(商)🌸
英語・・・70%
日本史・・・85%
国語・・・70%
早稲田大学(社学)🌸
英語・・・60%
日本史・・・70%
国語・・・70%
早稲田大学(教育)🌸
英語・・・65%
日本史・・・80%
国語・・・70%
以上が僕の入試本番の点数です。
察しのいい方ならお気づきだと思いますが、僕は日本史ゴリ押しスタイルでした。
早稲田の日本史は世界史より難易度が高い分、高得点を取ると得点調整後に加点され、さらに他の受験生と差をつけることが出来ます。
「ここ数年で最も難しい」と言われた社会科学部の日本史でも7割を取ることができ、他の科目は普通でしたがなんとか合格することが出来ました。
常に高得点をキープできる科目があれば精神的にも安定するのでおすすめですよ。
2.各月の勉強内容
・4月(志望校:未定)
まだこの時は本格的に受験勉強を開始していないので、こんな感じでした。
英語・・・ターゲット1900で単語の習得を目指すも、1か月で挫折。
日本史・・・手つかず
国語・・・手つかず
・5月(志望校:未定)
英語・・・特に何もせず
日本史・・・一問一答を眺める程度
国語・・・手つかず
・6月(志望校:関西学院大学)
やっとこの時から塾に入り始め、受験勉強を開始しました。
まだまだ語彙力が低かったため、まず英語に関しては語彙の習得をひたすらやりました。
英語・・・①単語、熟語の習得(塾でもらった単語帳、熟語帳を使用)
単語→1日300語 熟語→1日200語
②塾の授業で使用した長文の音読
日本史・・・①一問一答をたまに眺めるくらい
②週に一回の塾の授業
「塾の授業」とは言っても、教科書を読んでポイントを抑えるくらいです。
国語・・・手つかず
・7月(志望校:関西学院大学)
この時もまだまだ語彙力は低く、長文は全く読めませんでした。
そのため、単語・熟語をひたすら回して語彙力の強化と、音読をしました。
英語・・・①単語、熟語の習得
単語→1日500語 熟語→1日300語
②長文の音読
日本史・・・①一問一答をたまに眺めるくらい
②週に一度の塾の授業
国語・・・手つかず
・8月(志望校:関西学院大学)
この時になると、ある程度語彙力は身につき、長文を読むことが出来るまでになりました。
この時の各科目の比重は、英語8割・日本史2割・国語0割ほどです。
英語・・・①単語、熟語の習得
単語→1日1000語 熟語→1日800語
②長文の音読
高3の4月から受験勉強を本格化させる方は、必ず夏休みまでに英語はある程度固めておいてください。これが、今回僕が一番伝えたいことです。
英語が疎かな状態で下手に社会科目に移行すると必ず後で詰みます。
日本史・・・①一問一答を1日2時間ほど
②塾の授業
僕は夏休み中に、塾の授業の中で一度通史はすべて終わらせました。
とは言ってもまだまだ細かいところの知識までは手つかずという状態です。
国語・・・手つかず
また、夏休みに始めて関学の過去問を解きました。
結果は以下の通りです。(社会学部個別日程)
英語・・・6割ほど
日本史・・・5割ほど
国語・・・5割ほど
・9月(志望校:早稲田大学)
9月に志望校を関学から早稲田に変更しました。
この時の各教科の比重は、英語6割・日本史4割・国語0割です。
英語・・・①語彙力の維持
②速読力の強化 「やっておきたい」など
③長文音読
この時になると、ある程度は長文を読めるようになっていたため、早稲田に受かるために速読力の強化を重点的にやり始めました。
日本史・・・①通史 「実況中継」など
②一問一答を1日2時間ほど
③塾の授業
9月から日本史にも比重を置き始めました。
まずは全体像を把握するために、「実況中継」を使用しました。
国語・・・手つかず
また、早稲田(商学部)の過去問にも挑戦しました。
結果は以下の通りです。
英語・・・3割
日本史・・・3割
国語・・・3割
・10月(志望校:早稲田大学)
「さすがに古文やばいな、、、」と思い始め、T進に入って吉野先生の古文の講座を1講座だけ取り始めました。
この頃の比重は、英語3割・日本史6割、国語1割ほどです。
英語・・・①語彙力の維持
②問題集を使用し速読力の強化
③音読
この頃になると、英語はアウトプットが中心になりました。
日本史・・・①細かい知識の補充「用語集」など
②一問一答(1日2時間ほど)
③塾の授業
日本史はまだまだ細かいところの知識が薄かったため、「用語集」などで細かいところの知識を補充しました。
僕の日本史の勉強方法は基本的に、知らなかった知識があればすぐに一問一答に書き込むという方法です。
一問一答にすべてまとめることによって、多くの知識を一つの場所に集約できるため便利だと思います。
今後、たくさんの過去問を解いていくことになりますが、過去問で間違えた問題や、解説に載っているところで一つでも知らないところがあれば、すぐに一問一答に書き込んでいました。
国語・・・①週に2回の予備校の授業(古文)
②単語の習得「ゴロゴ」
10月の終わりごろにもう一度過去問を解きました。
早稲田商学部
英語・・・6割ほど
日本史・・・5割ほど
国語・・・5割ほど
・11月(志望校:早稲田大学)
英語・・・①語彙力の維持
②速読力の強化「速読英単語(上級編)」や問題集
③長文音読
④文法問題集
日本史・・・①細かい知識の補充「こんな風に出題される日本史」など
②問題集
③一問一答(1日50ページほど)
この頃になると、日本史の知識もある程度ついてきたため、徐々にインプットからアウトプットに移行し始めました。
国語・・・①予備校の授業(古文)
②語彙力の強化(古文)「ゴロゴ」
過去問(早稲田商学部)の成績
英語・・・6.5割
日本史・・・6.5割
国語・・・6割
・12月(志望校:早稲田大学)
まだこの時は学校があったため、11月と大して変わりません。
そのため、割愛します。
・1月&2月(志望校:早稲田大学)
3学期はほとんど学校に行かずに、塾にこもって過去問を解きまくってました。最後の追い込みの時期です。
英語・・・①語彙力の維持
②速読力の強化「早稲田人科の過去問」など
③過去問「赤本」、「早稲田の英語」など
④長文音読
日本史・・・①一問一答(1日100Pほど)
②過去問「赤本」、「早稲田の日本史」など
この頃になると、日本史もアウトプットが中心になり、1日に1年分の早稲田の過去問を解いていました(自分の受けない学部でも)
また、知識を維持するために、4日で一問一答を一周を目標に、1日100ページほどの一問一答をやりました。
国語・・・①語彙力の維持(古文)「読んで覚える」など
②問題集(古文)「古文上達」など
③現代文の勉強「ミラクルアイランド」
④音読(古文)
⑤過去問「赤本」、「早稲田の国語」
さすがに現代文に危機感を感じたので酒井先生の「ミラクルアイランド」で1から勉強しました。これは、対比に着目した参考書で、とてもおすすめです。現代文の参考書は他にも買いましたが、ちゃんと使用したのはこの参考書だけでした。
また古文の文章も音読をし、語彙や文法を鍛えました。
古文で音読はあまり馴染みがないかもしれませんが、結構おすすめです。
過去問の成績
「商学部」
英語・・・7割超
日本史・・・8割超
国語・・・7割
「教育学部」
英語・・・6.5割ほど
日本史・・・8割ほど
国語・・・7割ほど
かなりがっつりですが、以上が僕の受験勉強スケジュールです。
次回からは、各教科ごとにおすすめの参考書や勉強法を紹介したいと思います。
今回は以上です。それでは。
僕の合格体験記はこちらから☞https://kuromamejuken.hatenablog.com/entry/2020/03/27/103546
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偏差値44の高校に通う落ちこぼれが、早稲田3学部に逆転合格した話。 vol.11「さぁ、人生を変えよう。」
こんにちは!
今日は僕の合格体験記、最終章です。
是非これから見る方は、1話目から見ていただけると嬉しいです!
1.運命の3日間
2月20日。
今日から僕の闘いが始まります。
まず初日は教育学部地歴専修。
教育学部は商学部の次の本命学部だったので、10年分以上の過去問を解きました。
朝の7:30ごろに起き、ホテルの食事場へ。
せっかく宿泊費に課金して朝食バイキングをオーダーしたものの、緊張で体調の悪いチワワくらいの量しか食べられませんでした。
そしていざ支度をし、早稲田大学へ。
教育学部は学科がいくつかに分かれているため、大量の受験生でごった返していました。
正門から入場し、応援部の先輩に案内されながら15号館へ。
15号館は大教室だけの建物です。
400人以上が入る教室に、300人ほどの受験生がいました。
まずは1教科目「英語」。
教育学部の英語は語彙力が非常に高く、文章も決して簡単とは言えません。
見事に頭がこんがらがりました。
問題は解けるものの、「合ってるな」と確信が出来る問題はほとんどありません。
体感では5割ほどしか合っていないと思ってました。
あっという間に英語が終了し、次は国語です。
国語に関してはいつも通り。
可もなく不可もなくって感じです。
そして最後の科目は「日本史」
日本史も、毎回過去問で8割は取れていたので、本番でも無事いつもの力が出せました。
3科目が終了し、1日目は終了です。
「あ、落ちたな」
正直、終わった時はこう思っていました。
次の日は政経の入試でしたが、僕は政経は受けなかったので、いつものようにルーティンワークだけをして次の日に備えました。
そして22日、本命の「商学部」です。
もう20年分以上は過去問を解いてきました。
この日も朝食はほとんど喉が通りませんでしたが、支度をして早稲田大学へ。
1日目と同じ大教室で受けました。
商学部の英語は比較的易しいので、教育学部よりは自信をもって解くことができました。
得意の日本史もいつも通り。
国語に関しては、最後に出てきた漢文はガン無視したものの、いつも通りの出来でした。
そして3日目、社会科学部。
社会科学部の入試はロト6とも言われるほど問題が難しいため、半分諦めてたんです(笑)
過去問も2年分くらいしか解かなかったと思います。
さすがはロト6。
英語は3学部の中で1番難しかったです。
ほとんどが「これで合ってるかな〜?」程度の自信で答えていました。
そして日本史。
これも今まで解いた問題の中で1番難しかった。
後日予備校の講評を見てみると、ここ数年で最も難易度が高かったとか。
国語は大丈夫でした。
特に苦手だった古文では、ずーっと菅原道真の半生のことが聞かれ、日本史ガチ勢の自分にとってはもってこいの問題でした。
そして無事、3学部の入試が終わりその日のうちに実家に戻ることに。
僕の入試はこれにて終了。
あとは結果を待つだけです。
2.人生が変わった日
2月27日。
教育学部の合格発表当日です。
この日は久しぶりに学校があったため、学校に行っていました。
とは言っても、次の日にある卒業式練習だけだったのですが。
そして卒業式の練習が終わり、教室へ。
時間は11:30頃。もう結果は出ています。
僕の学校は携帯の持ち込みが禁止だったので、バレないように1人でこそこそとカバンの中で見ることにしました。
今は変わっていますが、当時の発表方法は掲示板の中から自分の番号を見つけるというシステムです。
左側から順番に探していると、、、
見つけました。僕の受験番号です。
「あ、あった!おれ早稲田受かった!」
教室中に響く声で叫びました。
「え、マジ?!」「おめでとう!」
クラスメイトだけでなく、他のクラスの友達も教室に来てくれました
「なんか自分のことみたいに嬉しいな。」
クラスの中でも、特に仲の良かった友達は泣いて喜んでくれています。
僕が人一倍頑張っているところを、いつも見てくれていた友達です。
先生が教室に来て報告すると、先生もびっくり。
携帯を持ち込んでいたことも、その日ばかりは許してくれました。
そして2日後、商学部の合格発表です。
正直、商学部の方が自信があったので、あまり緊張はしなかったです。
同じ掲示板方式で自分の結果を知ることに。
合格
「き、きたーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
この日は家で結果を見ていたので、母もとても喜んでくれました。
そして次の日、社会科学部です。
社学は落ちてると思ってましたが、日本史が良かったのか受かることができました。
そして夕方、通っていた2つの塾に報告へ。
メインで通っていた塾の先生たちも、とても喜んでくれました。
そして次は、古文のためだけに通っていた某予備校です。
着くと早速、あの塾長がいました。
11月頃、「現役での合格は諦めろ」と言ってきた塾長です。
「先生、全部受かりました。」
すると塾長は、
「おめでとう!君なら受かると思ってたよ!」
今まで生きてきた中で1番大きな声で
「嘘つけ!」と叫びそうになりましたが、なんとか我慢しました。
聞けばその先生も早稲田の御出身だったそうで、自分の後輩ができたと思ってくれたのか、この時は素直に喜んでくれました。
夏休みの終わり頃に始まった、人生を変えるための闘い。
"早稲田大学3学部全勝”
自分でもびっくりの結果で終えることができました。
3.この記事を書き始めたきっかけ
僕がこの記事を書き始めたきっかけは二つあります。
一つ目が、
従来の逆転合格体験記に疑問を抱いたから。
確かにこれまで、たくさんのドラマや小説などで逆転合格をテーマにした物語がありました。
代表的なのが「ビリギャル」だと思います。
僕も受験生時代、この映画に励まされたことを覚えています。
でも、最近思ったんです。
「ビリギャルの高校って、偏差値70くらいあるんでしょ?全然逆転合格じゃないじゃん。」
って。
確かに感動の物語としては成立していたと思いますが、"受験”というものをテーマにした物語としては、汎用性に欠けると思ってました。
だから自分が合格体験記や勉強法を発信することで、悩んでいる受験生のためになることができればと思った、これが一つ目の理由です。
二つ目の理由が、
「誰かの頑張るきっかけになりたい」と思ったからです。
僕は学歴が全てだとは全然思ってないし、生まれた家庭の所得によって学歴も決まってしまうこの現状は良くないと思っています。
でも、目標に向かって努力することは人生を変えると思うんですよ。
結果よりもそれまでの過程の方が大事ってことです。
僕の通っていた高校の生徒は、自分の限界を勝手に決めて、はじめから努力をしないような生徒ばかりでした。
「自分が頑張っても○○大には行けるわけがない」
「努力するだけ無駄」
こんな感じで。
でも、僕はそんな環境の中にいながらも、自分で大きな目標を決めて、その目標に向かって努力をして人生を変えることが出来ました。
今は早大生の一員として、サークル活動やゼミの研究に熱中しています。
その中で、普通に地元にいたら出会うことが出来ないような多様な価値観を持った人たちと友達になることが出来たり、所属するゼミでは、その分野の中では日本でトップレベルと言われている先生のもとで研究が出来ています。
これもすべて、死ぬ気で頑張ったあの受験勉強のおかげです。
だから、自分で自分の限界を決めてしまう人にとって、僕の合格体験記が誰かの頑張るきっかけになればと思いこの記事を書き始めました。
この二つが、僕が記事を書こうと思ったきっかけです。
1人でも多くの方に、この記事が届いてくれると嬉しいです。
➖おわり➖
ここまで僕の合格体験記を読んでくださった方、ありがとうございました。
次回からは、半年の受験勉強で早稲田に合格した僕のおすすめの参考書や、おすすめの勉強法などを発信していこうと考えています。
今日は以上です。それでは。
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偏差値44の高校に通う落ちこぼれが、早稲田3学部に逆転合格した話。 vol.10「最後の試練」
こんばんは!
前回は関西学院大学を受けた時までの話でした。
今日はまずその結果から。
1.最初につかんだ切符
関学の入試から1週間がたち、合否が発表されます。
関学の合否はネットで発表されるので、僕は家で結果を見ることにしました。
結果は、
経済学部(全学日程)・・・合格
法学部(全学日程)・・・合格
2戦2勝です。
なにせ早稲田を受けることを決断するまでの第一志望の大学だったので、この時は素直に嬉しかったです。
早速、塾に行き先生に報告することに。
既に関学を受けた他の塾生も集まっており、合格したみんなで喜びを分かち合いました。
しかしまだ僕には2週間後に大きな壁が待っています。
「みんなと喋りたい」という気持ちをぐっとこらえ、この日も他の日と変わらず、夜遅くまで勉強しました。
2.最後の試練
早稲田の入試まで残すところあと2週間。
最後の追い込みの時期です。
ところが、この時僕にはある問題がありました。
勉強する場所がなかったのです。
それまでは毎日、月3万7000円の塾で勉強していたのですが、他の塾生はもう入試が終わっていたので、塾が開いていません。
普段は二人の浪人生が交代で鍵を開けていたので、その二人がいなくなった今、たまに先生が来る時にしか使うことが出来なくなりました。
家は誘惑が多すぎて勉強できない、図書館は利用者が多すぎて使えるとは限らない、カフェは机が小さすぎるし人が多すぎて勉強できない、、、
「これはやばいな。どうしよう。」
センター試験の国語で83点をたたき出してもヘラヘラしていた僕ですら、この時は悩みました。
しかしここで、僕はあることを思い出しました。
10月ごろに古文のためだけに通いだした某予備校です。
既に講座は取り終わっていたものの、一応生徒の一人だったので、自習室を使う権利はありました。
「現役で早稲田は無理だ。」と言われたあの面談以来、その予備校は大っ嫌いだったけれど、この際わがままは言ってられません。
約2ヶ月ぶりに顔を出しました。
「おぉ!久しぶり!」
久しぶりに聞いた声。
声がした方を見ると、例の塾長がいました。
「もうこいつの顔は見たくないな」とは思っていたんですけど、久しぶりだったので近況報告も兼ねてもう一度面談をすることに。
滑り止めの関学を受かった話をしました。
「え、嘘でしょ⁉」
「こいつは関学すら受からない」と思っていたのでしょう。
この2ヶ月間、僕が着々と早稲田までの距離を縮めていたことに、その塾長もびっくりしていました。
「現役での早稲田は諦めろ。浪人する前提でカリキュラムを組もう。」
と言われて以来、"敵"としか思っていなかった塾長との距離が一気に縮まり、その時僕は新しい味方を手に入れることができました。
残りの2週間、僕はその予備校でお世話になることになりました。
3.最後の追い込み
なんとか勉強場所も見つけ、最後の追い込みが始まります。
それまではずっと格安学習塾で仲良くなった友達と切磋琢磨し合っていた僕にとって、周りに誰もいない環境はかなり辛かったです。
受験が終わって少しの間も、その時のことを思い出すと吐きそうになるくらい孤独でした。
しかし弱音なんて言ってられる余裕もなく、毎日のように赤本と格闘していました。
第一本命だった商学部のこの頃の点数は、
英語・・・7割超
日本史・・・8割超
国語・・・7割
正直微妙です。
商学部は他学部と比べて問題が易しいため、高得点勝負です。
そのため、過去問でこの程度では、緊張している本番で同じ点が取れるとは限らない。
特に英語では7割の壁がどうしても突破できず、最後まで気を抜くことはできませんでした。
それでも時間は過ぎていきます。
最後の追い込みも終わり、いよいよ早稲田大学の受験まで残り2日。
最初の難関、教育学部の入試は20日だったため、2日前には東京に前のりし、当日まで準備をしました。
いよいよ明日、僕にとって運命の3日間が始まります。
➖おわり➖
次回はいよいよ早稲田大学の入試本番です。
乞うご期待を!
「いいな」と思った方は、是非シェアしてください!
今回は以上です。それでは。
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偏差値44の高校に通う落ちこぼれが、早稲田3学部に逆転合格した話。 vol9.「"西の慶應”への挑戦」
こんにちは~
さて、今日は年末年始から滑り止めの関西学院大学の受験までのお話です。
1.1年が終わり、新しい1年の始まり
クリスマスイブ。
ちょうど早稲田の入試まで残すところ2か月と言ったところです。
もっとも、早稲田大学に熱烈な片思いを抱いていた僕にとって、クリスマスを楽しむような余裕もありません。
学校の友達がやれ"イルミネーション"だなんだと騒いでいる中、僕はその日も一日中朝から夜まで塾にこもって勉強をしていました。
そして数日が経過し年末に。
さすがに大晦日は塾も夕方には閉まったので、僕も18時くらいに帰宅。
一日くらいの休息もたまには必要だと思っていたので、その日は受験生ではなく一人の高校生として、残りの年末を楽しむことに。
夜はガキ使を見ながら新しい一年を迎えました。
**2.センター試験
**
新年を迎えてから2週間がたちました。
この日は多くの受験生にとって「運命の日」といってもいいセンター試験当日です。
実は僕、自分がセンターを受けないといけないって知らなかったんですよね。
もちろんセンター試験の存在は知ってたんですけど、なにせ私立専願だったんでさらさら受けないでいたら学校の先生から親に連絡されて、不本意ながら受けることになりました。
確か申し込んだのは締め切りの3日前だったような。
「まぁ場慣れにはちょうどいっか。」
とても受験生とは思えないような舐めた理由で受けていました。
そして迎えた本番当日。
車で送ってもらい、試験会場へ。
会場に着くと大教室に300人くらいの受験生が集まっていました。
「うわーめっちゃ人。」
そもそも僕にはあまり関係なかったので、まったくと言っていいほど緊張することなく全科目受けることが出来ました。
全科目が終わり、せっかくなので塾に帰ってみんなと自己採点をすることにしました。
英語・・・172点
日本史・・・91点
国語・・・83点
これが僕のセンターの結果です。
英語に関しては対策をしてない割には思ったよりもできた程度。
日本史は得意科目だったのでまずまず。
しかし問題は国語です。
あ、ちなみにこれは現代文と古文合わせて200点満点での点数ですよ。
一か月後に早稲田を受けるとは到底思えないような点数をたたき出してしまいました。
古文に関してはわざわざ古文だけのために某予備校に入塾したのに、ほとんど間違っていました(笑)
まぁ授業受けるだけで復習はしていなかったから当たり前だけど。
とは言ってももともと国語は得点源ではなく、足を引っ張らない程度を目標にしていたので、「やべぇ」としか思いませんでした。
逆に英語と日本史で思ったよりもいい点数が取れたので、自信がなくなるどころか逆に自信が付いちゃったんですよね。
もう底なしの馬鹿です。
3.西の慶應、関西学院大学への挑戦
とは言っても2週間後には滑り止めだった関西学院大学の入試があったので、センターが終わったからと言って気を抜くことはできません。
むしろこっちの方が重要です。
関学と言えば、僕が早稲田を受けると決めるまでの第一志望の大学です。
それなりに思い入れもありました。
早稲田本番までの自信をつけるためにも、なんとしても2戦2勝して自信をつけたかった。
さすがにこのまま国語を無視して受験に挑むことは不可能なので、ここにきて初めて国語の受験勉強を始めることに。
現代文に関してはあらゆる参考書を試してみますが、どの参考書も小手先のテクニックに過ぎず、どれだけやっても解けるようになりません。
「さすがにやばいな、、、。」と思いながらアマゾンでおすすめの参考書を探していると、ある参考書に出会いすぐにポチッ。
どの参考書なのかはまた今度おすすめの勉強法で紹介することとして、なんとこの参考書が自分にはドストライク。
書き方も話し口調で読みやすかったのもあり、すぐに一冊終わらせることが出来ました。
そして古文に関しては基礎は身についていたので、あとは応用だけ。
ひたすら問題集をやりこみ、復習のために音読を繰り返すことによって、何とか足を引っ張らない程度の水準までもってくることが出来ました。
そして関学の受験前日。
ここで久しぶりに、赤本を解いてみることに。
結果は、
英語・・・8.5割
日本史・・・8.5割
国語・・・7割
僕の読みは的中しました。
早稲田のための受験勉強でも、関学の対策は十分にできていたことを再確認。
安心して関学の入試に挑むことが出来ました。
そしてこの日は少し早めに勉強を切り上げることに。
いよいよ僕にとって最初の挑戦が始まります。
ーおわりー
次回は関学の結果発表からです。乞うご期待。
今回は以上です。それでは。
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