くろまめ🔥底辺高校からの逆転合格体験記

こんにちは。くろまめです。僕は今、早稲田大学商学部に通う現役早大生です。偏差値44の高校に通っていた僕が、わずか半年で早稲田に受かった際の受験話や、受験テクニックを発信します。ご質問はこちらまで→【weseda.juken.44@gmail.com】

偏差値44の高校に通う落ちこぼれが、早稲田3学部に合格した話 vol.3「小さな2つのきっかけ」」

f:id:kuromamejuken:20200328102013p:image

前回は、中学で落ちこぼれてから底辺高校に入学したまでの話をしました。

今日は受験勉強を始めるまでの話。

今振り返ってみると、僕が早稲田の目指そうと思うまでに、間接的ながらも小さな2つのきっかけがありました。

勉強の合間などに、"おやつ感覚"で読んで欲しいと思っているので、今日からは数ヶ月ごとに区切って話しますね。

 

 

目次
1.学校1のひねくれ少年誕生
2.はじめての参考書購入
3.え、指定校って併願できないの?!

 

1.学校1のひねくれ少年誕生

高2の3月、進学校の受験生なら「残り1年...!」と必死に勉強する中、僕はというとのほほんとしていました。

「お前ら、この時期は3学期じゃなくて3年の0学期やからな!!」

進学校からは程遠いのに教師はやる気いっぱい。一方の生徒たちは、僕含め、自分の進路に真面目に向き合ってる生徒なんてほとんどいませんでした。

やっぱりこういう高校に通う人間って、努力をしないんですよ。自分の限界を勝手に決めて、それを越えるための努力をしない。

僕もその1人でした。

そんな時、学校でとあるイベントがありました。

 

〜卒業生を囲む会〜

これは、今年卒業する先輩達を数人呼んで、在校生の前でどうやってその進路をつかみ取ったのか、その過程を話してもらうというものです。

今振り返ってみると、このイベントこそが僕が早稲田に受かるまでにずっと抱いていた"反骨精神"を手に入れるきっかけとなったイベントでした。

偏差値44の県立高校。
来てくれる先輩は、大学に進む人だけでなく、就職する人、専門学校にいく人など、それはそれはバラエティに富んでいました。

「高卒やないか!」
「せ、専門wwwww」
「中途半端大学やないか!ahahahahahaha」

もしその現場に高田ふーみんがいたら、間違いなくこのように発狂しています。

私立文系に進む人を代表して、産近甲龍の中の某大学に合格した人が話をしていました。

なにせこの時は3月です。受験が終わって間もない頃ということで、まるで天下を取ったかのようなとても満足そうな表情で話をしていました。「何月に勉強を始めて、こういうことを意識しながら勉強してましたーー」っていうよくありがちな受験話です。

他のみんなは自分の1年後を思い浮かべながら真面目に聞いています。

 

「え、でも産近甲龍だよな。なんでそんな自慢げに話してるんだろう。」

人の話を素直に聞くことができない病気を患っている僕は、まだ受験勉強なんて始めていないにもかかわらずこのように思っていました。

所詮は産近甲龍
僕の高校からは「受かったらあっぱれ」な大学でしたが、世間的には大した大学ではありません。普通の大学です。

話を素直に聞けないどころか、いつの間にか反発心を抱くようになりました。

「この人達みたいに大した結果も残してないのに、デカい顔して人に説教たれるような人間にはなりたくない。」

おめでとうございます。
学校1のひねくれ少年の誕生です。

先輩の受験話は全く参考にはなりませんでしたが、今考えるとこの時に抱いた"反骨精神"は、後の受験勉強でも大きな原動力になりました。

余談ですが、1年後の卒業生を囲む会、早稲田に受かったにもかかわらず、僕は呼ばれませんでした。

え、なんでかって?

死ぬほど教師から嫌われてたからです。
アーメン。

 

2.はじめての参考書購入

高校3年の4月。新しい年度の始まりということで、年に一回のクラス替えがあります。

僕の高校は、全員が大学に進むわけではないので、希望進路別にクラスが決まります。 
私立文系・理系・国公立・専門学校・看護・就職組 などなど、結構細かく分けられます。

就職組クラスはもはや動物園。
ヒトの形をした多種多様な動物が生息しています。

僕は成績だけは良かったので、私立文系クラスの中でも優秀な方のクラスになりました。

この時期の僕の頭にはまだ早稲田を受ける気はさらさらありません。

「どうせ自分の高校から早稲田なんていけるはずもない」

っていう固定観念しかありませんでした。

とは言っても、なんとなく「みんなと同じ大学にはいきたくない」とは思っていたので、
"関西学院大学を目指すことにしました。

関学を選んだ理由に深い理由はありません。

"なんかオシャレだから"

ただそれだけの理由でした。

産近甲龍あっぱれ』の自分の高校からは関学にいける人が毎年いるわけではなかったので、みんなと同じように受験勉強していたら当然受かりません。

そこで、周りの友達がまだ部活に熱中している中、自分ははじめての参考書を買いました。参考書というか、単語帳なんだけど。

『ターゲット1900』

これが、僕が人生ではじめて受験用に買った参考書です。

はじめて買った参考書ということもあり、
なぜか買ってから数日間だけはやる気が出て、休み時間や行き帰りの電車の時間はずっとターゲットを読んで単語を覚えようとしていました。

とは言っても、それまで定期試験の勉強しかしてこなかった自分には初見の単語ばかり。
段々としんどくなってきました。
日に日に単語を覚える時間は短くなっていきます。

「まぁまだ頑張らなくていいや。」

最初はあれほど一生懸命やろうとしていたターゲットも、1ヶ月後にはただの"置き物"と化しました。

 

3.え、指定校って併願できないの?!

5月頃、担任の先生との15分ほどの進路指導がありました。

当時の僕は、成績が良かったこともあり、
甲南大学を指定校推薦で確保しながら関学を受験しようと考えていました。

偏差値50ちょっとの甲南でも、僕の高校からしたら高嶺の花です。
ちょっと成績に自信のある奴らがこぞってその限られた指定校の枠を狙います。

そして迎えた進路指導当日。

先生「〇〇くんはどの大学か決めた?」
僕「一応、甲南を指定校でもらって関学受験しようかなと、、、」
先生「?? 指定校と一般の併願はできないよ」
僕「あ、そうなんですね( ̄∇ ̄) じゃあいいです。」

僕の進路指導はものの2分で終了です。
残りの時間は先生と談笑していました。

でも、考えてみたら普通に分かることです。

いわば指定校推薦は学校を代表していくもの。
指定校を保険にしながら大学受験なんて出来るはずもなく、この進路指導をきっかけに僕の頭から指定校推薦のことはすっかりなくなりました。

この時逆の選択をしていたら、、、
一般受験を諦めて指定校で妥協していたら、間違いなく今の僕は"井の中の蛙の一匹"として、他の大学に通っていたと思います。

 

➖終わり➖

次回からはいよいよ月3万7000円の塾に入塾し、受験勉強を本格的に始める話です。

今日は以上です。それでは。

 

Twitterはこちら☞@waseda_gokaku44
受験に関するご相談はこちら☞waseda.juken.44@gmail.com