偏差値44の高校に通う落ちこぼれが、早稲田3学部に逆転合格した話。 vol.11「さぁ、人生を変えよう。」
こんにちは!
今日は僕の合格体験記、最終章です。
是非これから見る方は、1話目から見ていただけると嬉しいです!
1.運命の3日間
2月20日。
今日から僕の闘いが始まります。
まず初日は教育学部地歴専修。
教育学部は商学部の次の本命学部だったので、10年分以上の過去問を解きました。
朝の7:30ごろに起き、ホテルの食事場へ。
せっかく宿泊費に課金して朝食バイキングをオーダーしたものの、緊張で体調の悪いチワワくらいの量しか食べられませんでした。
そしていざ支度をし、早稲田大学へ。
教育学部は学科がいくつかに分かれているため、大量の受験生でごった返していました。
正門から入場し、応援部の先輩に案内されながら15号館へ。
15号館は大教室だけの建物です。
400人以上が入る教室に、300人ほどの受験生がいました。
まずは1教科目「英語」。
教育学部の英語は語彙力が非常に高く、文章も決して簡単とは言えません。
見事に頭がこんがらがりました。
問題は解けるものの、「合ってるな」と確信が出来る問題はほとんどありません。
体感では5割ほどしか合っていないと思ってました。
あっという間に英語が終了し、次は国語です。
国語に関してはいつも通り。
可もなく不可もなくって感じです。
そして最後の科目は「日本史」
日本史も、毎回過去問で8割は取れていたので、本番でも無事いつもの力が出せました。
3科目が終了し、1日目は終了です。
「あ、落ちたな」
正直、終わった時はこう思っていました。
次の日は政経の入試でしたが、僕は政経は受けなかったので、いつものようにルーティンワークだけをして次の日に備えました。
そして22日、本命の「商学部」です。
もう20年分以上は過去問を解いてきました。
この日も朝食はほとんど喉が通りませんでしたが、支度をして早稲田大学へ。
1日目と同じ大教室で受けました。
商学部の英語は比較的易しいので、教育学部よりは自信をもって解くことができました。
得意の日本史もいつも通り。
国語に関しては、最後に出てきた漢文はガン無視したものの、いつも通りの出来でした。
そして3日目、社会科学部。
社会科学部の入試はロト6とも言われるほど問題が難しいため、半分諦めてたんです(笑)
過去問も2年分くらいしか解かなかったと思います。
さすがはロト6。
英語は3学部の中で1番難しかったです。
ほとんどが「これで合ってるかな〜?」程度の自信で答えていました。
そして日本史。
これも今まで解いた問題の中で1番難しかった。
後日予備校の講評を見てみると、ここ数年で最も難易度が高かったとか。
国語は大丈夫でした。
特に苦手だった古文では、ずーっと菅原道真の半生のことが聞かれ、日本史ガチ勢の自分にとってはもってこいの問題でした。
そして無事、3学部の入試が終わりその日のうちに実家に戻ることに。
僕の入試はこれにて終了。
あとは結果を待つだけです。
2.人生が変わった日
2月27日。
教育学部の合格発表当日です。
この日は久しぶりに学校があったため、学校に行っていました。
とは言っても、次の日にある卒業式練習だけだったのですが。
そして卒業式の練習が終わり、教室へ。
時間は11:30頃。もう結果は出ています。
僕の学校は携帯の持ち込みが禁止だったので、バレないように1人でこそこそとカバンの中で見ることにしました。
今は変わっていますが、当時の発表方法は掲示板の中から自分の番号を見つけるというシステムです。
左側から順番に探していると、、、
見つけました。僕の受験番号です。
「あ、あった!おれ早稲田受かった!」
教室中に響く声で叫びました。
「え、マジ?!」「おめでとう!」
クラスメイトだけでなく、他のクラスの友達も教室に来てくれました
「なんか自分のことみたいに嬉しいな。」
クラスの中でも、特に仲の良かった友達は泣いて喜んでくれています。
僕が人一倍頑張っているところを、いつも見てくれていた友達です。
先生が教室に来て報告すると、先生もびっくり。
携帯を持ち込んでいたことも、その日ばかりは許してくれました。
そして2日後、商学部の合格発表です。
正直、商学部の方が自信があったので、あまり緊張はしなかったです。
同じ掲示板方式で自分の結果を知ることに。
合格
「き、きたーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
この日は家で結果を見ていたので、母もとても喜んでくれました。
そして次の日、社会科学部です。
社学は落ちてると思ってましたが、日本史が良かったのか受かることができました。
そして夕方、通っていた2つの塾に報告へ。
メインで通っていた塾の先生たちも、とても喜んでくれました。
そして次は、古文のためだけに通っていた某予備校です。
着くと早速、あの塾長がいました。
11月頃、「現役での合格は諦めろ」と言ってきた塾長です。
「先生、全部受かりました。」
すると塾長は、
「おめでとう!君なら受かると思ってたよ!」
今まで生きてきた中で1番大きな声で
「嘘つけ!」と叫びそうになりましたが、なんとか我慢しました。
聞けばその先生も早稲田の御出身だったそうで、自分の後輩ができたと思ってくれたのか、この時は素直に喜んでくれました。
夏休みの終わり頃に始まった、人生を変えるための闘い。
"早稲田大学3学部全勝”
自分でもびっくりの結果で終えることができました。
3.この記事を書き始めたきっかけ
僕がこの記事を書き始めたきっかけは二つあります。
一つ目が、
従来の逆転合格体験記に疑問を抱いたから。
確かにこれまで、たくさんのドラマや小説などで逆転合格をテーマにした物語がありました。
代表的なのが「ビリギャル」だと思います。
僕も受験生時代、この映画に励まされたことを覚えています。
でも、最近思ったんです。
「ビリギャルの高校って、偏差値70くらいあるんでしょ?全然逆転合格じゃないじゃん。」
って。
確かに感動の物語としては成立していたと思いますが、"受験”というものをテーマにした物語としては、汎用性に欠けると思ってました。
だから自分が合格体験記や勉強法を発信することで、悩んでいる受験生のためになることができればと思った、これが一つ目の理由です。
二つ目の理由が、
「誰かの頑張るきっかけになりたい」と思ったからです。
僕は学歴が全てだとは全然思ってないし、生まれた家庭の所得によって学歴も決まってしまうこの現状は良くないと思っています。
でも、目標に向かって努力することは人生を変えると思うんですよ。
結果よりもそれまでの過程の方が大事ってことです。
僕の通っていた高校の生徒は、自分の限界を勝手に決めて、はじめから努力をしないような生徒ばかりでした。
「自分が頑張っても○○大には行けるわけがない」
「努力するだけ無駄」
こんな感じで。
でも、僕はそんな環境の中にいながらも、自分で大きな目標を決めて、その目標に向かって努力をして人生を変えることが出来ました。
今は早大生の一員として、サークル活動やゼミの研究に熱中しています。
その中で、普通に地元にいたら出会うことが出来ないような多様な価値観を持った人たちと友達になることが出来たり、所属するゼミでは、その分野の中では日本でトップレベルと言われている先生のもとで研究が出来ています。
これもすべて、死ぬ気で頑張ったあの受験勉強のおかげです。
だから、自分で自分の限界を決めてしまう人にとって、僕の合格体験記が誰かの頑張るきっかけになればと思いこの記事を書き始めました。
この二つが、僕が記事を書こうと思ったきっかけです。
1人でも多くの方に、この記事が届いてくれると嬉しいです。
➖おわり➖
ここまで僕の合格体験記を読んでくださった方、ありがとうございました。
次回からは、半年の受験勉強で早稲田に合格した僕のおすすめの参考書や、おすすめの勉強法などを発信していこうと考えています。
今日は以上です。それでは。
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