くろまめ🔥底辺高校からの逆転合格体験記

こんにちは。くろまめです。僕は今、早稲田大学商学部に通う現役早大生です。偏差値44の高校に通っていた僕が、わずか半年で早稲田に受かった際の受験話や、受験テクニックを発信します。ご質問はこちらまで→【weseda.juken.44@gmail.com】

偏差値44の高校に通う落ちこぼれが、早稲田3学部に逆転合格した話。 vol.4「月3万7000円の格安学習塾」

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どうも~。
東京の方は雪が降っているんですね。

 

さて、昨日は僕が今後の受験生生活で一番重要な武器となる"反骨精神”を抱くきっかけとなった話をしました。

 

今日は月謝3万7000円の激安学習塾に入塾してからの話。

大体6月~8月前半くらいまでの話です。

 

目次

1.2年ぶりの学習塾
2.内職生活のはじまり
3.高校生活最後の夏休み(前半)

 

1.2年ぶりの学習塾

高校3年の6月ごろ、「あ~さすがに受験勉強始めないとやばいな」と思い、塾を探し始めていました。

実は1年生の頃、3か月だけ予備校に通ってたんですよ。
別にその頃から「いい大学に行きたい!」と思っていたわけではなくて、高校受験の時に通っていた塾からそのままエスカレーター式で入塾したんです。

「まぁみんな入ってるし自分も入ろう」

なんていう軽い理由で入っていました。

そんな理由で入ったような人間が長続きするはずもなく、夏休みに入るまでには辞めましたね。

なんていうか、大手予備校の「The・受験生」っていう空気がどうも苦手で、しかも周りの生徒はみんな自分なんかよりも優秀な高校に通っている生徒ばかり。劣等感を感じないはずもなく、まったく楽しくなかった。

 

こんな経験があったので、大手の予備校に入るという選択肢は頭にはありませんでした。

そんなある日、親に某学習塾を勧められました。

"月謝3万7000円の格安学習塾”

 

「暇だし説明会に行ってみるか」

 

こんな軽い気持ちで説明会に行ってみました

よく漫画であるような、「ここなら頑張れそう!」なんて展開にはならなかったんですけど、半分親に強制され結果その塾に入ることが決まりました(笑)

僕の通っていた校舎の生徒数は現役と浪人合わせて40人ほど。

週に2回の英語の授業と週1回の日本史の授業だけで国語のサポートはなし。社員は1つの校舎に2人ほどで、それ以外は大学生のアルバイト。
まぁ値段相応です。
お世辞にも「サポートが手厚い」とは言えないような塾でしたが、その放任な環境が後に自分が下剋上受験を達成する一つの要因になりました。

 

2.内職生活のはじまり

塾に入っていきなり、単語帳と熟語帳、構文書が配られました。
だいたい2200語ほどの単語帳と1500語ほどの熟語表。

「ひゃーこんなに覚えないといけないのか。」

ターゲットですら長続きしなかったような人間ですから、イラストなんか一切ない、地味な単語帳で単語を覚えられるのか最初は半信半疑でした。

「来週の単語テストまでに単語1周してきてね。」

塾の先生からの指令。

全くそれまで受験勉強をしていなかった自分は、300個の単語を回すのですら3時間以上かかります。

学校に通いながらの受験勉強だったので、単語も熟語もちゃんと覚えようと思ったらまともに授業なんか聞けるはずもありません。

      「よし、今日からは授業聞かずに内職しよう」

さぁ、怒涛の内職祭りのスタートです。
その日以来、学校の授業中は内職か昼寝かの二択のみになりました。
もちろん、教師からは死ぬほど嫌われました。

内職のおかげで、なんとか入塾から1週間後の単語テストまでに1周を終わらせることが出来ました。

とは言ってもまだ1周だけ。
一回目の単語テストの結果は、100点満点中たったの8点でした。

 

塾の授業システムは、どこかの大学の過去問を使った長文テストを解き、時間経過後に先生が問題の解説をしてくれるというとてもシンプルなもの。
3週間分の点数を合計し、浪人も現役も関係なく全国600人ほどいる生徒のランキングが出ます。

「なんだこりゃ」

塾に入って間もない頃の自分には、英文が宇宙語に見えました。
語彙力になさ、構文に関する知識の欠如や読解力のなさ、、、
原因はたくさんあります。

そもそも中学2年の「関係代名詞」で挫折した自分にとって、文中に出てくる"that"や"which"の意味が分からず、まともに読める文章もないくらいの英語力でした。

ランキングの結果は600人中540位ほど。

それまでの自分ならすでに諦めていたことでしょう。
でも、このランキングの結果が負けず嫌いの自分に火をつけます。

僕の高校の偏差値は44。
さすがの自分でも定期テストでは少し勉強するだけで簡単に上位になれます。
いつの間にかその環境に慣れてしまっていたんですよ。

けど塾は違いました。
他の生徒はみんな、自分よりも偏差値の高い高校に通っています。
自分なんかよりもうんと早く受験勉強を始めています。
もちろん、まだ入塾したばかりで成績が低いのは当たり前なのだけど、みんなに負けているのが悔しくて悔しくて仕方がなかった。

圧倒的な語彙力のなさを克服するため毎日毎日が単語・熟語の繰り返し。
徐々に覚えてきたら1日300個から500個、700個と段階ごとに増やしていきました。
各授業で習った文章を何回も何回も音読しました。

 

そして迎えた1か月後(7月)の単語テスト。

結果は100点中56点

他の生徒に比べたら別段優秀とは言えない結果ではあったけど、当時の自分にしたら大きな大きな成長でした。

 

3.高校生活最後の夏休み(前半)

梅雨もすっかり明け、だんだんと暑くなってきた頃、高校生活で最後の夏休みを迎えました。

受験生にとってはとても重要な時期です。

この頃になると毎日勉強することが習慣化され、単語や熟語を回すことが苦にならなくなっていました。

とは言ってもこの頃のランキングは600人中450位ほど。
多少の語彙力が付いただけで、まだ英文を"読める”状態にはなっていなかったのだけど。

 

僕の塾にも夏期講習がありました。
夏期講習と言っても特別な講座が開講されるわけでもなく、いつもの授業システムのままで、3日連続の授業が2ブロックあるだけです。全部で6日間。

1つ目のブロックの講座の段階ではまだ英文を読める状態ではありませんでした。

それでも諦めず、毎日塾にこもって勉強をしていました。

朝9時に塾に行って単語1000個熟語750個。そのあとはひたすら過去の授業の文章の音読の繰り返し。

塾が閉まる23時まで毎日こもって勉強していました。

そして来たる2ブロック目の夏期講習。
それまでまともに読めなかった長文を、初めてまともに"読む”ことが出来たのです。

それ以降は快進撃です。

次の回、また次の回とどんどん点数が上がっていき、100人、200人と他の校舎の生徒をどんどんごぼう抜きしていきました。

「もしかしたら関学にいけるかも」

 

およそ2ヶ月の努力が身を結び、どんどん自分に自信がついていきました。

 

—おわり—

 

この頃の僕にはまだ、「早稲田を受ける」という選択肢はありません。
次回はいよいよ僕が早稲田を目指すきっかけとなったお話です。

今日は以上です。それでは。

 

 

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