偏差値44の高校に通う落ちこぼれが、早稲田3学部に逆転合格した話。 vol.7「誰にも曲げられない強い意志」
こんにちは〜。
暇ですね。
昨日は受験生活初めての挫折を乗り越えた話から某予備校に入塾した話をしました。
今日は初めて受けた模試の話から。
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1.確かに感じた手応え
10月前半。
9月初めに味わった挫折から、早くも1ヶ月が経過しました。
あの挫折以来、それまでの勉強方法を一新し、早稲田に受かるための勉強方法にシフトしていました。
英語に関しては実践の機会を増やし、速読力の強化。
日本史に関しては実況中継や用語集を使って細かいところの知識の定着。
国語に関しては、、、
まだ手をつけてませんでした。
そしてある平日、もう一度早稲田の赤本を解いてみることにしました。
確か商学部の、少し古い年の問題だったと思います。
久しぶりに赤本に触れると、1ヶ月前の苦い記憶が蘇ります。
でも問題を解いていくうちに、前回では感じることのなかった少なからずの"手応え"を感じることができました。
あれほど頭がこんがらがってしまっていた英語もまともに読めます。
日本史に関しても、まだまだ抜けはたくさんあったものの、前回よりもかなりの知識がついているという実感がありました。
結果は、
英語・・・6割弱
日本史・・・6割
国語・・・5割
他の早大志願者と比べたら別段優秀とまでは言えない結果でしたが、自分の中ではかなりの成長を感じました。
"いける。このままやったら、必ずいける。"
この前までは『雲の上の存在』だった早稲田大学も、この時初めて手の届く距離まで追いついたような気がしました。
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2.誰にも曲げられない強い意志**
10月後半。
ここからはメインで通っていた格安学習塾ではなく、10月から通い始めた某予備校での話です。
僕はこの頃初めて、外部で開催される大きな模試を受けることになりました。
受けると言っても自ら受けたわけではなくて、予備校に言われたから受けただけなんですけどね。
「全統模試」
本名は知りませんが、確かこんな名前だった気がします。
そして迎えた模試当日。
僕はこの日、ある失態を犯してしまったのです。
「あ、やべ。時計持ってきてない。」
こんな大きな模試が初めてだった僕にとって、"試験には時計を持ってくる"と言う当たり前のことが当たり前ではありませんでした。
時すでに遅し。
今更買いに行けるはずもなく、そのまま時計なしで受けることにしました。
数日後、模試の結果が返ってきました。
英語・・・6割
日本史・・・85点
国語・・・5割
少し曖昧ですが、確かこのくらいだったと思います。
模試の結果を参考に、予備校の先生との面談が行われます。
他の生徒には大学生のチューターが「担任」としてマンツーマンでついていたのに対し、毎回1つの授業受けたら爆速で帰っていた僕には大学生のチューターはついていませんでした。
そのため、50歳くらいの塾長が直々に面談をしてくれることに。
「結果見させてもらったけど、君早稲田無理だよ。」
開口一番で、塾長はこのように言ってきました。
よくありがちなドラマのような展開ですね。
「そうですか、、、。」
いきなり自分の目標を否定された僕には、こう言い返すしかありませんでした。
しかし塾長はこう続けます。
「君の今の成績は、1年後に早稲田に受かる高校2年生とちょうど同じくらいの成績だ。現役での合格は諦めて、浪人する前提でカリキュラムを組み直そう。」
塾長はこう言って、いくつかの講座を勧めてきました。
よくある営業トークです。
しかしこの時、不思議と「悔しさ」や「挫折感」などのような感情は一切なく、ある種の疑問を感じました。
「この人何言ってるんだろう。
皆さんも一度考えてみてください。
その先生は受験のプロ。
僕たちのような受験生の勉強をサポートしてお金を貰っている人です。
しかもバイトではなく一校舎の塾長。
にも関わらず、受験生に「現役合格は不可能だ。浪人しろ。」って促すなんて、おかしくないですか?
「自分の職業を否定している」と言ってもいいくらいです。
一気にその先生が胡散臭くなってきました。
と同時に、この時僕には1つの選択が迫られました。
メインで通ってた格安学習塾の先生と、
大手予備校のこの先生、
どちらを信じて受験勉強をしていくか
もちろん、大手予備校の先生の方が実績があり、これまでたくさんの受験生を志望校に送り込んできたと思います。受験に関する豊富な知識もある。
かたや、メインで通っていた格安学習塾の先生は大学生のアルバイトの先生です。
受験に携わり始めてたった4年目。
どちらを信じたほうがいいかなんて明白でしょう。
しかし、この両者には決定的な違いがありました。
"僕の可能性を信じてくれているか"
この違いでした。
大手予備校の先生は「現役合格は諦めろ」と言っているのに対し、メインで通っていた塾の先生は僕に早稲田を目指すきっかけを作ってくれた。
頑張っている自分を一番近いところで見てくれていました。
確かに前者について行けばいつかは早稲田に受かるかもしれないけど、僕は後者を選択しました。
「この人についていくことにして、仮に結果は良くない結果になっても絶対に後悔しない。」
こう思ったんですよね。
だから僕は自分を信じてくれている先生を信じることにしたんです。
だからと言って、
"根拠なんて一切ないただの戯言"
というわけでもありませんでした。
僕には「このままいけば早稲田に受かる」という確信がありました。
なぜか。
その予備校に通う他の生徒よりも、自分のやっていることに自信があったからです。
他の生徒は僕よりもお金や時間など、たくさんのコストを勉強に捧げています。
それに対して僕は受験勉強を始めてたった4ヶ月。
けれど、毎日自分でも驚くような成長を感じていました。。
商学部的に言えば、"費用対効果が高い"と表現すれば分かりやすいと思います。
だから一方的に言われたことをやるという勉強よりも、常に自分で考えながら勉強するという自分のスタイルに誰よりも強い自信があったんです。
夏休みの終わりごろ誓った、
「自分が早稲田合格者第一号になって先生の夢を叶える」
という目標。
それを叶えるためには、なんとしても今年合格するしかない。
何浪して受かろうが意味なかったんです。
もう誰も僕の意思を曲げることはできません。
馬鹿にされることも、「お前じゃ不可能だ。」と言われることも、とっくに慣れていました。
➖おわり➖
いつもは3章から成り立っている僕の投稿ですが、今回は思ったよりも長くなったので2章でおわりです。
明日こそは僕がはじめて早稲田の地を踏んだ時の話から。
今回は以上です。それでは。
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