くろまめ🔥底辺高校からの逆転合格体験記

こんにちは。くろまめです。僕は今、早稲田大学商学部に通う現役早大生です。偏差値44の高校に通っていた僕が、わずか半年で早稲田に受かった際の受験話や、受験テクニックを発信します。ご質問はこちらまで→【weseda.juken.44@gmail.com】

偏差値44の高校に通う落ちこぼれが、早稲田3学部に逆転合格した話。 vol8.「俺、やっぱり早稲田に入りたい!」

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こんにちは〜。

今日は僕が早稲田を受けることを決めてから初めて早稲田の地を踏んだときの話から。

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目次
1.俺、やっぱりここに入りたい!
2.最初で最後の早大プレ
3.運命の賭け

 

1.俺、やっぱりここに入りたい!

10月もそろそろ終わろうとしています。

実はこの時期、僕の状況は決して「順調」とは言えませんでした。

いわゆる「スランプ」ってやつです。

塾のランキングは下降気味、過去問の成績は一向に伸びない、、、

ちょうど体調を崩していたのもあり、心身ともに疲れ切っていました。

毎日夜中2時まで勉強しても、疲れで次の日の勉強には集中できないという負の連鎖。

やることやること完全に空回り。

「あー俺、本当に早稲田に受かるのかな、、」

お先は真っ暗でした。

 

しかしそんなある日、たまたまTwitterを見ていると、あるイベントが開催されることを知りました。

2016年早稲田祭

ディズニーランドの1日の来場者よりもたくさんの人が来ると言われている、日本で最大の学園祭です。

ちょうど1週間後でした。

「早稲田を目指そう」と決めたのが夏休みの終わり頃であった僕は、それまで一度も早稲田に行ったことはありません。

「行きたいな。」

直感でそのように思い、なんとか親を説得して早稲田祭に行けることになりました。

そして早稲田祭当日。

朝の4時半に起き、始発の新幹線に乗って東京へ。

東京駅にある無数の出口に悩まされながらも、いくつか電車を乗り継ぎなんとか早稲田キャンパスにたどり着くことが出来ました。

到着すると、僕は自分の目の前に広がっている光景が夢のように感じました。

 

「す、すげぇ」

 

学生一人一人から、計り知れないほどのパワーを感じます。

もともと学園祭というものに対していいイメージのなかった僕は、一気に参加している早大生たちが羨ましくなりました。

参加者全員が身体全身で早稲田祭を楽しんでるような気がします。

 

学生たちの活気に圧倒されながらキャンパスをブラブラしていると、突然二人の学生に声をかけられました。

「受験生の方ですか?」

「え、なんで自分が受験生って分かったんだろう」
その時は疑問に思っていましたが、考えてみれば当然です。

誰とも喋ることなくダサい服を着てブラブラしてるんですから、浮かないわけがない。

「はい、受験生です」

呆気にとられながらこのように返事をすると、その学生は次のように提案してきました。

「もし受験のことで悩みがあったら、一度相談に乗りましょうか?」

ちょうど大きな悩みを抱えていた僕は、二つ返事でその誘いを承諾しました。

 

学生に連れられ10号館の一室へ。

そこにもう一人の学生が加わり、合計3人の早大生に相談を乗ってもらえることになりました。

自分の抱えている悩みを打ち明けるうちに、だんだんと胸が軽くなってくるような気がしてきました。

聞けばその学生も、決して優秀とは言えないような高校から現役で早稲田に受かったそうで、僕の境遇とよく似ています。

 

「大丈夫。頑張れば絶対に受かるよ」

 

周りに早大生の知り合いがいなかった自分にとって、その言葉がどれだけありがたかったことか。

 

約2時間半相談に乗ってもらい、建物の外へ。

すっかり空はオレンジ色になっています。

そして早稲田キャンパスのシンボル、大隈銅像の前に立ち、僕は誓いました。

 

「俺、やっぱりここに入りたい。そして、来年は絶対に早大生の一人として早稲田祭に参加する。」

 

その後大隈講堂の隣のUni-Cafeに行き、早稲田のパーカーと大隈重信をモチーフにしたストラップを買いました。

この日は数か月ぶりに1分もペンを持たない日でしたが、どんな勉強内容よりも確実にためになった日になりました。

 

2.最初で最後の早大プレ

上記のように誓った1週間後、僕には運命の模試が待っていました。

代ゼミが開催する早大プレ

もう受験も後半戦であったため、僕にとっては最初で最後の早大志願者専用の模試でした。

ちょうど体調を壊していたこともあり、コンディションは最悪。

しかし、自分の今の立ち位置を知らなければならなかったので、受けるほかありません。

問題を解いていても、下を向くとすぐに大量の鼻水が出てくるくらい厄介な風邪でしたが、何とか最後まで受けることが出来ました。

 

そして1か月後、結果が返ってきました。

 

 

657人中154位
偏差値57.5

 

受験勉強を始めて5か月。
コンディションも最悪でしたが、自分でも驚くほどの成績でした。

 

「俺、マジで早稲田に行けるかもしれない。」

 

つい先日まで感じていたスランプも、一気にどこかへ飛んでいきました。

『周りに早大生がいない』というハンデを抱えていた受験勉強でしたが、これまでの努力は確実に実をを結びました。

 

3.運命の賭け

12月後半。

受験勉強もとっくに後半になり、そろそろ1年が終わろうとしています。

この時の僕には、ある大きな意思決定が迫られていました。

 

志望校の決定

 

もちろん第一志望は早稲田でしたが、早稲田専願で臨むほど肝っ玉は強くありません。

"滑り止め”を決めなければなりませんでした。

しかし僕にとって、その決定はそれほど大変なことでもありませんでした。

 

関西学院大学の全学日程2日間と早稲田3学部

 

たった5日間の受験日程に決めました。

もちろん母には関学の日程を増やすように反対されました。

しかし、僕は断固拒否しました。

「これで十分」という確信があったからです。

なぜか。
理由はニつあります。

一つ目は、戦術的なものです。

関学だったら早稲田の受かるための勉強でも対応できるから

こう思ったからです。

関学の英語長文は500~600文字ほどで、早稲田の商学部と同じくらいの字数です。

多読ではなく速読に全ステータスを振っていた僕にとって、同志社のように一問一問のボリュームが大きい問題よりも、関学なら確実に受かるという自信がありました。

2つ目はメンタル的なものです。

関学で手こずっているようでは早稲田に受かるはずがないから

関学の一般入試には二つの受験方法があります。

全学日程と個別日程。

それぞれの詳細は省略しますが、個別日程に比べて関学を滑り止めにしている受験生が多い全学日程は難易度が高いです。

 

関学なんかで手こずっているようでは早稲田に受かるはずがない。関学で全勝して、本命の早稲田までに自信をつけよう。」

 

なんとも"若気の至り”感が否めませんが、僕は関学と早稲田、合わせて5日間で勝負することに決めました。

 

ーおわりー

 

次回は年が明けてセンター試験からの話になると思います。

今回は以上です。それでは。

 

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